7)大規模修繕の業者選び
マンションの大規模修繕をおこなうには、まず建物診断(⇒ 建物診断(劣化診断)とは)を実施し、どの部分を修繕するべきなのかを確認した上で修繕計画を作ります。
修繕計画とは、修繕工事の見積りを取るために施工業者に提示する文書のことで、修繕工事設計書、修繕工事仕様書、数量内訳書、概算書などがあります。
これらをもとにすれば、複数の施工業者に同じ基準で見積書を依頼することが可能です。
発注方式については、指名発注や単純競争入札(価格の比較だけで決定する競争入札)よりも、工事費とともに工事内容についての提案なども合わせて入札する見積もり合わせ(VE)にするのがベストです。
候補の施工業者を複数選んだら、個別にヒアリングをおこない、説明を聞き、疑問点があれば納得いくまで質問します。
工事期間中の生活環境への影響や、工事用の電気や水の使用方法、資材の保管場所なども詳しく聞いておきます。
さらに、できれば施工業者が手掛けている修繕工事現場を見学したり、これまでに手掛けたマンションの管理組合に話を聞きに行くなどして、徹底的に調査します。
そして理事会で施工業者を絞り込んだら、総会で承認を得る必要があります。
理事長は、なぜその業者を選んだのか、全区分所有者に分かり易く説明します。
特に、最安値の見積書を提示した業者以外の施工業者を選択した場合には、その理由を明快に述べ、金額よりもメリットがあることを理解し納得してもらわなければなりません。
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