5)建物診断(劣化診断)とは
長期修繕計画の見直しや、大規模修繕を実施する前には、工事のタイミングや範囲、工事内容を判断するため、建物診断(劣化診断)をおこないましょう。
建物診断には、その具体的な目的から大きく3つに分けられます。
@ 総合診断
建物のどの部分に、いつ、どんな内容の修繕工事が必要か、そのための費用はどのくらいかかるのかを予測するための診断。
建物の構造から外壁、屋上、その他の設備まで含めて総合的に診断する。
長期修繕計画の見直し(5年おきくらい)に合わせて実施する。
A 確認診断
計画した修繕時期が近づいてきたら、その修繕が本当に必要か、また費用がいくらぐらいかかるのかを改めて確認するための診断。
区分所有者の承認を得たり、工事に必要な書類や工事費算出のための資料を作る目的でおこなうことも。
B トラブル診断
マンションの特定部分の問題を解決するためにおこなう診断。
給排水管の内視鏡検査や、コンクリート中性化調査など、不具合の起こった場所を測定機などを使って精密検査する。
不具合の原因が構造不良や施工不良なのかどうかを判断するためにおこなう場合も。
建物診断(劣化診断)依頼する業者選びのポイントは3つです。
@ 管理会社やデベロッパーに依頼するのは避けましょう。
建物診断で深刻な不具合が見つかった場合、そのマンションのデベロッパーの関連業者だと、その事実を隠されたり過小評価されるリスクがあります。
A 修繕を請け負う業者に診断を依頼するのは避けましょう。
施工業者と診断業者が同じだと、@とは逆に高い工事を請け負いたいがために、不具合を過大に評価して診断する可能性があります。
B 結論的には、建物診断は信頼できる第三者の専門家(建築士や設計事務所、民間診断業者、NPO)に依頼するのがベストです。
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